予防接種Vaccination
当院で接種可能な予防接種
1. インフルエンザワクチン
毎年冬に流行するインフルエンザは、重症化すると肺炎や気管支炎などを引き起こし、基礎疾患をお持ちの方や高齢者の方にとっては命にかかわることもあります。流行前にワクチンを接種することで、発症を抑えたり、かかったとしても重症化を防ぐ効果が期待できます。
対象者 | 生後6ヶ月以上の方(当院では原則中学生以上の方が対象となります。小さなお子様は小児科にご相談ください) |
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接種期間 | 通常、10月頃から開始し、流行が本格化する前に接種することをおすすめします。 |
接種回数 | 1シーズンに1回接種が基本です。 |
2. 肺炎球菌ワクチン(成人用肺炎球菌ワクチン)
肺炎は、高齢者の方にとって特に注意が必要な病気で、肺炎球菌はその原因菌として最も多いとされています。肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌による肺炎の罹患リスクを減らし、重症化を防ぐことができます。
対象者 |
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接種回数 | 原則1回接種です。ただし、一部の定期接種対象者の方は、京都市から予診票が送付される場合があります。 |
3. 帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって引き起こされる病気です。免疫力が低下した際に、体内の神経に潜んでいたウイルスが再活性化して発症し、皮膚に痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれが現れます。発症後も痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」に悩まされる方も少なくありません。
当院では、2種類の帯状疱疹ワクチンを取り扱っております。どちらのワクチンが適しているかは、診察時に医師とご相談ください。
シングリックス(不活化ワクチン)
対象者 | 50歳以上の方 |
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特徴 | 非常に高い予防効果が期待でき、持続期間も長いとされています。 |
接種回数 | 2ヶ月間隔で2回接種が必要です。 |
費用 | 比較的高額になります。 |
水痘ワクチン(生ワクチン)
対象者 | 50歳以上の方 |
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特徴 | 小児の水痘ワクチンと同じものです。発症予防効果はシングリックスに劣ります。 |
接種回数 | 1回接種です。 |
費用 | 比較的安価です。 |
4. 麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)
麻しん(はしか)も風しんも、非常に感染力が強く、重症化すると命にかかわったり、合併症を引き起こすリスクのある病気です。特に風しんは、妊娠初期の女性が感染すると、おなかの赤ちゃんに先天性風しん症候群を引き起こす可能性があります。
対象者 |
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予防接種を受ける前に
お電話にてご予約ください
ワクチンの在庫確認のため、事前に電話でのご予約をお願いいたします。
問診票のご記入
受付で問診票をお渡ししますので、体調や既往歴などをご記入ください。
体調の良い時に
発熱がある場合や体調がすぐれない場合は、接種できません。
母子手帳など
これまでの予防接種歴がわかるもの(母子手帳など)をお持ちいただくと参考になります。
予防接種に関するご相談
どの予防接種を受けたらよいか、ご自身の健康状態と合わせてご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。
患者様一人ひとりに合わせた最適な予防接種をご提案いたします。
健康的な毎日を送るために、予防接種を検討してみませんか?